あの日から2年

宮城県石巻市(2011年5月)
宮城県石巻市(2011年5月)

2年前の東日本大震災。あれから何度も被災地に足を運んだ。直後の悲惨な状況は今も忘れられない。今はガレキは片付き何もない。家はほとんど建っていない。復興はまだまだ遠い。

復興に向け力強く動いている被災された人もいる一方、未来への希望を見いだせないでいる人も多い。狭い仮設住宅で未来への希望を持てず暮らす皆さんの気持ちを思うと国の支援の弱さに怒りを感じる。

原発の本当の恐ろしさは現地に行ってみなければわからない。全村避難した飯舘村はあの日から時が止まったままで誰ひとりいなかった。

国は福島第1原発の終息宣言をし、全国各地の原発の再稼働をもくろんでいるが、地震の活動期のスイッチが入ってしまった今、原発の再稼働はありえない。すべての原発の即廃炉が正しい選択だと思うが・・

古い歴史のあるかつて旅館だった建物の中庭にあったシラカシ。

隣の家の屋根上まで枝が伸びてしまいどうしようかとご主人。

建物を傷めないように少しずつ枝を吊り下ろしです。